ARROWS Tab Q506/ME に Ubuntu 19.04 Desktop をインストールして、タッチパネルと bluetooth キーボード使えたよっていう話。
前振り
今年の GW ぐらいから一部で話題の ARROWS Tab Q506/ME。もれなく私も買ってみました。
中古で 1万円で買えるのに、バッテリライフサイクルが 40以下とかの状態のものが入手できたので、何して遊んでやろうかと考えていました。まずは WSL で Ubuntu 18.04LTS 入れて持ち運びできる開発環境かなー、とか考えていたのですが、いざ使い始めてみると WSL の I/O 周りがクソ重い。Rails でちょっと遊んでみようかと思ってたんですが、bundle コマンド叩くだけで 30秒とか 40秒またされるという状態。はっきり言って使い物にならないので、たまたま手元に 32GB の MicroSD カードと、BAFFALO の USB MicroSD リーダがあったので、そちらに Ubuntu 19.04 を入れることにしました。
入れた手順を簡単にメモとしてまとめておきます。
インストールメディアの準備
イメージのダウンロード
まずは、Ubuntu 19.04 のインストール用イメージを準備します。18.04 LTS がいいかな、と思ったんですが、BlueTooth とか Wi-Fi まわりとかで新しいカーネルの方が良かろうということで、19.04 にしました。ubuntu-jp のサイトから ubuntu-ja-19.04-desktop-amd64.iso をダウンロードしておきます。
インストールメディアの作成
たまたま手元にあった USB3.0 対応っぽい 8GB の USB メモリがあったので、そいつにインストールイメージを焼きこみます。イメージの焼きこみには UNetbootin を使いました。すでに手元には ubuntu のインストールイメージがありますから、iso イメージの焼きこみだけを UNetbootin を使って行いました。
インストールメディアを用いた動作確認
ARROWS Tab Q506/ME の bluetooth が ubuntu 19.04 で使えるかどうか、また、タッチパネルも使えるのかどうかがインストールのカギになります。ARROWS Tab Q506/ME 自体は USB 3.0 1ポート, USB 2.0 1ポートしかないので、起動用の USB メモリとインストール先の USB メモリを指してしまうと、キーボードとマウスを指す場所がないからです。なのでまずはインストールメディアを用いてブートして、タッチパネルが使えるかどうか、bluetooth のキーボードが使えるかどうかを確認します。
電源投入と起動メディアの選択
先ほど作成したインストールメディアをUSB3.0側のポートにさして起動します。電源ボタンと音量ボタンもしくはショートカットボタンあたりを同時に押して起動すると起動メディアを選択できます。
起動後 bluetooth でのキーボード接続確認
起動後、インストールするか Live で使うかを聞いてくるので、まずは Live で使用することにして boot します。ubuntu のロゴがでてしばらくすると X Window System が立ち上がってくるので、右上のメニューから bluetooth でキーボードを接続します。上手く行けばペアリングでキーボード使って数字打ち込めと言われるので、それに従ってペアリングします。上手く行かなかったら bluetooth キーボードを使ってのインストールは諦めてください。USBハブ使ってなんとかするとかしてUSBキーボードをつなげてください。
タッチパネルは特に何もしなくとも動きました。これは意外。
とりあえず、キーボードとマウスは確保できたので、インストールを続行します。
GUI からの Ubuntu 19.04 のインストール
デスクトップに 19.04 をインストールするというアイコンがありますので、これをダブルクリックしてインストーラを起動します。
あとは、インストーラの指示に従ってインストールするだけです。
インストール先を間違えないようにしましょう、ということだけには注意していただきたい。私はそれを避けるために本体の 64GB とは違う MicroSD カードを用意しました。
まとめ
重要なのは ARROWS Tab Q506/ME に Ubuntu 19.04 入れてもちゃんとタッチパネル使えたし、bluetooth も使えたよ、ということだけな気が。たぶん、Ubuntu 19.04 と同じカーネルを使ってるディストリビューションならインストールできると思います。本体のストレージの上書きインストールまではしてないので、それについては何とも言えませんが。